完全自立走行を可能にするS.D.S.S.(セミ・ダイレクト・ステアリング・システム)を採用したことで、従来のR/Cバイクとは一線を画す圧倒的な走行安定性を実現したのが京商製1/8スケール電動R/Cバイクのハングオンレーサーシリーズです。1992年の発売以来、長年にわたって愛されているこのハングオンレーサーに新たな仲間が加わりました! 今回モデル化されたのは、アメリカのケニー・ロバーツ選手が1978年のWGP(ロードレース世界選手権)500ccクラスで自身の初タイトルを獲得したヤマハYZR500です。この年最高峰の500ccクラスにデビューしたロバーツ選手は、出場初年度でチャンピオンに輝くと、以降は1980年まで3連覇を達成して「キングケニー」の称号も得ました。ハングオンレーサーシリーズでは初めてモデル化されるヤマハYZR500ですが、製作にあたって、そのフォルムをはじめ細部まで精密に再現するために現存する1978年型実車の取材を行っています。また、これまでのハングオンレーサーシリーズのフロントサスペンションはシリンダーが上部に位置する倒立タイプのショックアブソーバーを採用していましたが、YZR500では実車と同様の正立型に変更し、リアルさを高めるとともに操縦性を向上させています。車体は完成度の高さに定評があるもので、ステアリングとライダー人形が連動するシステムにより、スケール感の高いコーナリング姿勢と操縦性を両立しました。鮮烈なデビューを飾った1978年仕様のYZR500とケニー・ロバーツ選手を再現したハングオンレーサー YAHAMA YZR500 1978は、往年のファンだけでなく、R/Cバイクを愛する人すべてが楽しめる魅力的なキットです。
●1978年のロードレース世界選手権500ccクラスでチャンピオンを獲得したマシン&ライダーを再現。
●ケニー・ロバーツ選手のイメージにもなったヤマハワークスカラーに仕上げられるデカールが付属。
●実車を3Dスキャンで取材したスケール感の高いボディフォルム。
●フルバンクでのハングオンコーナリングを実現するS.D.S.S.を搭載。
●実車と同じ正立タイプのフロントフォークサスペンション。
●ミニチェーン+スプロケットを使用した実車同様の駆動方式。
●ブレーキキャリパー&ディスクも実車を再現。
●耐久性の高い金属製ピニオンギヤ3種類を標準装備。
●ル・マンDM20モーターが付属する組み立て式キット。

1977年シーズン終盤からロードレース世界選手権に投入されたヤマハのワークスバイク。排気タイミングをコントロールするYPVS(ヤマハパワーバルブシステム)を武器に、1978年にはケニー・ロバーツ選手が自身の初タイトルを獲得した。

1978年のロードレース世界選手権を戦ったマシンのカラーを、ライダー人形も含めて完全再現。ボディは塗装&デカール貼りで再現するが、ボディカラー塗り分け用のガイドラインも設けているため塗装も簡単。

ライダー人形の13の関節とステアリングを連動して制御。本物同様のハングオンフォームを再現し、迫力のあるコーナリングを可能にする。

京商独自のS.D.S.S.(セミ・ダイレクト・ステアリング・システム)を搭載。フルバンクしながらスムーズなコーナリングを可能にする。

フロントフォークサスペンションは実車と同じ正立タイプ仕様。ブレーキディスク&キャリパー、ホイールも実車の形状を再現。

ツインチューブタイプのメインフレームを採用し、サーボ&スピードコントローラー、受信機などのR/Cメカをバランスよく配置し、バッテリーを車体底部に搭載して低重心化を実現。S.D.S.Sとあわせて安定した2輪走行を可能にした。

スタートのサポートや、コーナーで車体が傾きすぎて転倒しそうな場合にそれを防止する転倒防止ガードの装着も可能。転倒時のボディ保護にも効果を発揮する。

左右非対称スイングアームをフリクションダンパー式モノショックで制御するリアサスペンションと、スプロケット&チェーンでリアタイヤを駆動するスタイルは実車と同様。確実な動作と高い信頼性を約束する。

キット付属のピニオンギヤは従来のプラスチック製から金属製に変更。耐摩耗性が高く、強度も確保されているため伝達効率が大幅に向上する。

ハングオンレーサー専用のステアリングサーボ、スピードコントローラー、バッテリー(スーパーチャージ1600 7.2V-スティックパック)も別売りで用意。ル・マンDM20モーターはキットに標準で付属する。